セサミンの注目すべき美容効果3つとは

セサミンはゴマに含まれる抗酸化成分です。
肝臓で効果を発揮することが特徴的ですが、二日酔い対策になる以外にも様々な健康効果があります。
近年セサミンの研究で、美容に対しても効果的であることが判明しました。
美容に対してどのようにセサミンが効くのか、3つの効果を詳しく解説します。

体の老化対策になるアンチエイジング効果

セサミンには高い抗酸化成分があり、体内で発生した活性酸素を抑える働きがあります。
活性酸素は体をサビつかせる存在です。
発生することによって肌や体の老化が引き起こされるため、美容を気にする方にとってどこまで活性酸素の害を抑えられるかが重要になってきます。

この活性酸素とは本来、その強い酸化力で私たちの体を有害物質や細菌から守る働きをします。
日々の呼吸で取り入れられる酸素の約2%が、体内で活性酸素になります。
活性酸素は少しのきっかけ、例えばストレスや激しい運動、紫外線、飲酒などで発生します。
私たちの細胞膜の表面は、脂質から構成されています。
しかし活性酸素が過剰に発生すると、細胞膜の脂質を酸化させ過酸化脂質になり、細胞の老化を招きます。
細胞が老化するのを防ぐために、体内ではSOD酵素と呼ばれる活性酸素を抑える酵素が存在します。
しかし、このSOD酵素は20歳代後半から生産量が減り始め、40歳代に入ると一気に減少します。
減少することで活性酸素の害が目立つようになり、細胞がさび付いていくことで肌にはシミやしわ、髪には白髪などが目立つようになります。
体内で不足したSOD酵素を補うものが、食品に含まれる抗酸化物質です。
抗酸化作用のある成分を取り入れることで肌や体を劣化から守り、若々しさをキープすることが出来ます。
セサミンが注目されるようになったのは、ただ抗酸化作用があるというだけではなく、効率的に活性酸素を抑えることが出来るからです。
肝臓は解毒や代謝など500以上の機能を司る人体の化学工場であり、活性酸素全体の約7割がここで発生します。
抗酸化成分の多くは胃腸で消化・吸収されることで、血管内の活性酸素を除去していきます。
一方セサミンは胃腸で分解されずに大量の活性酸素発生源である肝臓に直接作用することで、若々しい美しさを保つ働きをします。
美容面で抗酸化作用のあるセサミンを取り入れることは、アンチエイジングとして非常に効果的です。

更年期障害を改善させ女性らしい美しさを保つ効果

エストロゲンは脳の働きや自律神経だけでなく、女性らしいバストラインや肌のハリを保つのに欠かせないホルモンです。
十分に分泌されていれば問題ないのですが、不足すると心身や美容面で様々な不調を引き起こします。
エストロゲン不足からくる不調の例としては
・肌の調子の悪化
・生理不順などの月経トラブル
・精神的に不安定になる
・むくみやすくなったり、太りやすくなったりする

などがあります。
このエストロゲンの減少を招くものとして、偏った食生活やストレス、喫煙などの他に女性は50歳前後の閉経があります。
この閉経前後のホルモンバランスの乱れが更年期障害を引き起こすのです。
更年期障害による症状には個人差がありますが、体重増加や肌が敏感になり、湿疹などのトラブルに悩まされるケースもあります。
精神的に不安定になるだけでなく、見た目などの美容面にも大きな影を落とす更年期症状の改善には、体内のホルモンバランスを整えることが必要です。
特にエストロゲンの分泌不足を解消することがよいとされ、食事療法で不足を解消することができます。
食生活の見直しで症状の改善を図れるものとして、植物性エストロゲンがあります。
代表的なものは大豆イソフラボンですが、セサミンにも植物性エストロゲンとしての作用があり、摂取することで体内で女性ホルモンと似た役割を果たします。
こうすることで生殖器やホルモンに関係する機能が正常に働くようになり、分泌不足を補う形で不調が解消されていきます。
肌のハリや曲線的なボディラインを重視する女性にとって、セサミンのような植物性エストロゲンは美容に欠かせない存在です。

育毛効果

薄毛はホルモンバランスの乱れの他にも、栄養不足や頭皮の血行トラブルが原因です。
セサミンには血行を促進することで、薄毛を解消する効果があります。
なぜセサミンが血行を促進できるのかというと血管を拡張し、さらにコレステロール値を正常化することで血液をサラサラに保つ働きがあるからです。
血流が改善されると養分が頭皮の隅々にまで行き渡るようになり、毛が育ちやすい環境になります。
このためセサミンには血行促進によって、薄毛対策になります。

以上に見てきたように、セサミンは美容にとても効果的です。
1日の摂取目安量は10㎎で、毎日続けることで美容や健康をサポートしていきます。
食事から取る場合はゴマは脂質が多いため、カロリーオーバーに注意が必要です。
毎日取ることを考えると飲み忘れに気づいた時でも、時間を選ばず摂取できるサプリメントがいいでしょう。
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