セサミンで冷え性を改善

女性に多い冷え性ですが、冷えは万病の元と言われます。
健康成分として注目を浴びるセサミンには、冷え性を改善する効果があることをご存知ですか。
なぜ肝臓に効くイメージの強いセサミンが、冷え対策になるのか詳しく見ていきましょう。

冷え性

冷え性は手足の先や二の腕、太ももなどに常に冷えを感じている状態のことです。
冷え性の「性」の字からも読み取れるように病気ではありませんが、血行が悪くなることで細胞の機能が低下したりと生理機能に支障をきたします。

冷え性からくる症状として

・肩こりや頭痛
・免疫力の低下による風邪
・肌荒れ
・集中力の低下
・胃もたれなどの体調不振

などが挙げられます。

冷え性を改善するためには血行を促進する働きを持つ食べ物や運動、入浴がおすすめです。
この中でセサミンには血行を促進する健康成分として、体内から冷え性を改善する働きがあります。

セサミンの冷え性改善効果

血液中に余分な脂質が溜まってしまうと血液がドロドロになり、流れにくくなります。
血液の流れが滞ることで酸素や養分が末端の毛細血管まで届けにくくなり、冷え性は悪化していきます。
この余分な脂質を除去するために、有効なのがセサミンです。

体内に取り入れられた脂質は、胆汁と酵素によって脂肪酸とグリセロールに分解されます。
これらは小腸から吸収され中性脂肪になった後に、肝臓に運ばれコレステロールやリン脂質に代謝されます。
しかし肝臓の機能が弱っていると代謝が正常に行われず、血液中の脂質のバランスが崩れてしまいます。
特に中性脂肪とLDL(悪玉)コレステロールが血液中に過剰になると、血管内の壁にこびりつき血液の流れに支障を来します。
また血管に高血圧などで傷ができると、そこからLDLコレステロールが血管の内壁から入り込み、活性酸素によって過酸化脂質になります。
過酸化脂質になったコレステロールは異物と認識され、マクロファージが閉じ込めようとします。
これを繰り返すことにより血管内にアテローム(粥上)プラークと呼ばれる小さな隆起物ができます。
アテロームプラークが増えることで血管内が狭くなり、血行に支障を来すようになります。

これに対しセサミンは肝機能を改善し脂質代謝を高めることで、血液中の余分なコレステロールの再利用を促進するHDL(善玉)コレステロールの生成を高める効果があります。
HDLコレステロールがきちんと生成されることで血液中の余分な脂質が再び肝臓に戻り、血液がドロドロしてしまう原因を解消し、動脈硬化を予防します。
またHDLコレステロールの生成を促すだけでなくLDLコレステロールなどの生成を抑え、血清脂質のバランスを保つ効果もセサミンにはあります。
このようにセサミンは脂質の代謝に作用することで血液をサラサラにし、冷えの原因となる血行不良を改善していきます。

セサミンが含まれるゴマには、冷え性対策に相性のよい鉄分やビタミンEが含まれています。
同じくほとんどのセサミンのサプリメントにも、ビタミンEが配合されています。
慢性的な冷え性に悩まされている方は、セサミンで体内から対策をしてみませんか。
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