セサミンの美肌効果で、シミが治る?

セサミンには美肌効果があることで、最近は女性にも人気が高まっています。
特に加齢とともに増えるシミやしわに効果を発揮します。
どのように効くのか見ていきましょう。

シミができるメカニズム

一口にシミといっても、その種類や原因はいくつか分かれますが、一般的に多いのは紫外線によるものです。
紫外線に当たると私たちの肌は細胞の核部分がダメージを受け、細胞が死んでしまったり、皮膚がんの原因になったりします。
それを防ぐための防御反応として、表皮の約8%を占めるメラノサイトと呼ばれる色素細胞からメラニンと呼ばれる色素が生み出されます。
メラニンはチロシンと呼ばれるアミノ酸から生成され、表皮へと送り出されていきます。

このメラニンの働きで最も重要なものは、紫外線から肌を守ることです。
日焼け後に肌が黒くなりますが、これはメラニンの働きの結果です。
メラニンが紫外線を吸収することで、日光障害や皮膚がんの発生を防止しています。
一度生成したメラニンは肌のターンオーバーとともに、通常だと剥がれ落ちていきます。

ただし紫外線により発生した活性酸素で肌表面の角化細胞に異常が起こると、メラニンが過剰に産生されることがあります。
他にもストレスで肌のターンオーバーがスムーズにいかなかったり、肌への過度な刺激が原因でメラニンが排出されなかったりすると、滞留することがあります。
溜まってしまったメラニンが角化細胞で色素沈着を起こすと、シミになるのです。
肌全体でメラニンの排出が上手くいかずに、くすんだゴワゴワした感じの肌になってしまうのは30代以降の女性に多く『くすみじみ』と呼ばれます。
これも肌が正常にターンオーバーをしなかった結果です。

セサミンでシミ対策

すでにできてしまったシミを薄くすることや、これからできるシミ対策に大切なのは肌のターンオーバーを正常化させることです。
肌の新陳代謝が正常化することにより、生成されたメラニンの排出もスムーズにいくようになります。
そこで注目したいのがセサミンの抗酸化パワーです。
紫外線やストレスなどで活性酸素が発生すると、肌の真皮細胞にダメージを与えます。
真皮細胞がダメージを受けると肌の新陳代謝が上手くいかなくなったり、コラーゲンが変性して弾力が失われてしまったりします。
体内の活性酸素を無毒化するSODと呼ばれる酵素の産生は25歳を過ぎると減り始め、40歳以降でさらに減っていきます。
そのため抗酸化力を持つセサミンなどの成分を体外から取り入れることが、肌や体の健康を維持する秘訣です。
セサミンの抗酸化力で活性酸素を抑えることにより、肌の新陳代謝が活発化されます。
結果としてターンオーバーが正常化され、シミの元となるメラニン色素が排出されやすい環境を整えてくれる働きがあります。
活性酸素を抑えるほかにも、セサミンには血流改善効果があります。
セサミンには血管を拡張する作用に加え、コレステロール値を下げる作用があります。
これらのことにより血流が改善され、肌の隅々まで栄養が行き渡るようになり、美肌効果が出てきます。

肝臓だけでなく、肌にもいいセサミン。
体の内部からシミ対策をして、美肌を目指しましょう。
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