花粉症にも効果的なセサミン

くしゃみや鼻水など辛い症状が続く花粉症に悩む日本人は、5人に1人の割合でいます。
大人になってから急に発症することも多く、40~50歳代の患者が1番多いとされます。
毎年辛い思いをしている方も多い中、セサミンが花粉症の症状を緩和する働きがあることをご存知ですか。
なぜセサミンを取ると花粉症の症状が良くなるのか、詳しく見ていきましょう。

花粉症と関係しているアラキドン酸

人の体内では菜種油や大豆油などに含まれるリノール酸から、アラキドン酸という脂肪酸が合成されています。
アラキドン酸は母乳にも含まれている成分で、脳の細胞膜に必要なことから記憶力ややる気に関係しています。
しかし現代では、リノール酸の取りすぎでアラキドン酸が過剰になっている傾向があります。
必要以上に増えてしまったアラキドン酸は、花粉症などのアレルギー症状を引き起こす原因になります。
これはアラキドン酸から生成される物質が、体内でアレルギーに関連する炎症を強く引き起こすためです。
前述したアラキドン酸の元となるリノール酸の必要量はわずかなため、日常生活で不足するという事はほとんど起きません。
むしろ多く摂りすぎることでアレルギーだけではなく、発がん性も指摘されていることから摂取を控えるように勧められています。

花粉症とセサミンの関係

最近の研究で花粉症の最大の原因は、アラキドン酸を生成するリノール酸の過剰摂取で脂肪酸のバランスが崩れてしまうことだと明らかになりました。
花粉症の症状緩和にセサミンがいいのは、このアラキドン酸を抑制する効果があるためです。
セサミンが生成を抑制することで、アラキドン酸から合成される花粉症の炎症反応を引き起こす生理活性物質が少なくなります。

このセサミンのアラキドン酸合成を抑える作用は、研究の失敗から発見されました。
アラキドン酸は60歳を超えると生成量がグッと減少し、脳機能の低下を引き起こします。
これを防ぐためにアラキドン酸の合成を研究していた某メーカーが、ゴマ油を使用するとアラキドン酸の抽出ができなくなることに気付きました。
原因はセサミンがアラキドン酸の合成を抑制していたからですが、このことで花粉症などのアレルギーにセサミンが効果的なことがわかりました。

花粉症の対策として薬を服用することもできますが、眠気などの副作用も心配ですよね。
セサミンなら薬と異なり副作用がないので、安心して摂取できます。
続けることで体質が変わってくるので、長期間の摂取で花粉症対策をしていきましょう。
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