セサミンで肝臓をサポート

二日酔いにいいという事は知っていても、なぜセサミンがいいのかわからない方もいますよね。
セサミンはゴマを原料とする抗酸化物質ですが、他の抗酸化物質との最大の違いは機能する場所です。
多くの植物由来の抗酸化物質は胃腸で分解され、血液中で抗酸化作用を発揮します。
しかしセサミンの場合は胃腸で分解されることなく、肝臓へ届くことが特徴です。
セサミンが肝臓へどのように働きかけていくのかを、詳しく見ていきましょう。

肝臓への抗酸化作用

セサミンは肝臓で抗酸化作用を発揮する成分です。
人体の化学工場と呼ばれる肝臓は500以上もの機能を有し、主な役割は解毒・代謝・胆汁の生成です。
しかし機能の多様さから1日に約2160ℓもの血液が流れ込むため、活性酸素が1番多く発生しやすい臓器になっています。
活性酸素は毒素や細菌などから、私たちの体を守る働きがあります。
ただし紫外線やストレスなどで増えやすく、過剰になると私たちの体の細胞を酸化させ、あらゆる病気を引き起こす原因になることからコントロールが必要な物質です。
生命活動にとって無くてはならない肝臓ですが活性酸素の影響を受けやすく、機能が低下していても症状が出にくいという難点があります。
この肝臓で抗酸化作用を発揮するセサミンは、活性酸素によって肝細胞が酸化されるのを防いでくれます。
肝細胞が酸化しないようにすることで、セサミンには肝機能の低下を防ぐ働きがあります。

肝臓の代謝機能の改善

セサミンは肝臓で脂質の代謝を改善する働きがあります。
セサミンが改善する肝臓の代謝には脂質とアルコールの2種類があります。

・脂質代謝
セサミンはコレステロール値を低下させてくれる成分として有名です。
コレステロールは肝臓で生成されますが、肝機能が弱っていると善玉(HDL)コレステロールと悪玉(LDL)コレステロールのバランスが崩れてしまいます。
善玉コレステロールには余ったコレステロールの再利用を促す働きがあり、生成が少なくなると血液中に悪玉コレステロールが増えすぎてしまう傾向があります。
悪玉コレステロールも細胞膜にとって必要な成分ですが、増えすぎてしまうと血管内に入り込み瘤を作ることから過剰になるとよくない物質です。
この肝臓の脂質代謝機能をサポートし、コレステロールのバランスを回復させるのがセサミンです。
セサミンは善玉コレステロールの生成を促す酵素を活性化させるだけではなく、悪玉コレステロールの生成を抑える働きをします。
このために肝臓で脂質代謝が改善され、コレステロール値が正常になるのです。

・アルコール代謝
脂質代謝以外にも、セサミンはアルコール代謝を改善させることで二日酔いを予防する効果があります。
胃腸から吸収されたアルコールは肝臓へと運ばれ、分解が始まります。
お酒に酔うという状態が起きる原因として様々な理由が考えられますが、この中の一つにアセトアルデヒドというアルコール代謝物質によるものがあります。
アルコールが肝臓に入ると酵素の働きにより分解され、アセトアルデヒドという物質になります。
アセトアルデヒドは有害なため、二日酔いの症状である吐き気や頭痛などを起こす原因となる物質です。
しかしセサミンには肝臓でアセトアルデヒドの分解を促す働きがあるため、吐き気などが起こりにくくなり、二日酔いの予防に効果的なのです。
このようにアルコールの代謝を助けることで、セサミンには肝臓の負担を減らす働きがあります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、弱っていても症状が表面化するまでに時間がかかることが特徴です。
普段から肝臓に負担をかける飲酒や喫煙、不規則な生活などを送っている人はセサミンで肝臓をケアしてみませんか。
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