セサミンで効果的にアンチエイジング

40代以上の方を中心に男女問わず人気のサプリメントと言えば、セサミンが挙げられます。
ゴマを原料とし、今のところ副作用の報告もない信頼性の高い成分です。
アルコールの分解をサポートしてくれるため人気が高まりましたが、ほかにもアンチエイジング対策として注目が集まっています。
なぜセサミンを取ることでアンチエイジングになるのでしょうか。
セサミン特有の作用と効果をチェックしていきましょう。

活性酸素を抑えることがアンチエイジングの鍵

私たちは呼吸によって1日500ℓ以上の酸素を体内に取り入れていますが、この中の2%は活性酸素に変化します。
活性酸素は酸化力が高いため細胞をサビつかせ、細胞の機能を低下させてしまいます。
これがいわゆる「老化」であり、肌の細胞がサビればシミやしわができやすくなり、臓器の細胞がサビればその臓器の機能は低下します。
実に老化や病気の9割は活性酸素によって引き起こされていると考えられており、私たちの健康を阻む存在です。
この活性酸素は体内のどこで1番多く発生するかというと、最大の臓器である肝臓です。
肝臓は全体量の7割超えの活性酸素が発生する場所であり、アンチエイジングにとっては見逃せない場所です。
美しく年齢を重ねられるかどうかは、どれだけ活性酸素の害を抑えられるかにかかっています。
そして肝臓で発生する活性酸素量をコントロールできれば、全体量の減少に繋がります。

肝臓で働くセサミン

活性酸素に打ち勝つための成分として、植物由来のポリフェノールがあります。
ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、これらを体内に取り入れることで活性酸素が私たちの体をサビつかせるのを防ぐことができます。
セサミンもゴマリグナンと呼ばれるポリフェノールの仲間です。
ほかのポリフェノールの多くは胃腸で吸収され、血管内で抗酸化成分として働きます。
しかしセサミンは肝臓まで届くことで、肝臓で発生する活性酸素を抑えてくれる数少ないポリフェノールです。
最大の発生源である肝臓で活性酸素を減らすことで、体全体のアンチエイジングに効果があります。
また肝細胞のサビつきを防ぐことで、肝機能の1つである解毒を間接的にサポートします。

セサミンの女性ホルモン様作用もアンチエイジングに効果的

女性のアンチエイジングで重視されるポイントは活性酸素以外にも、女性ホルモンが挙げられます。
女性らしさの源である女性ホルモンは、40代に入ると分泌が減少していきます。
分泌が減少することで肌のハリ・艶がなくなったり、髪の毛のボリュームが落ちたりしていきます。
女性ホルモンの一つのエストロゲンは、コラーゲンの産生を促進する働きがあるので、美しい肌や髪を維持するのに重要なホルモンなのです。
ひどくなると更年期症状も起こってきますが、今では若い女性の間でも更年期は起こるとされます。
これらのことを防ぐためには、植物性エストロゲンとよばれる女性ホルモンと似た働きをする成分の摂取が効果的です。
セサミンも実は植物性エストロゲンの一つで女性ホルモンの分泌不足を補うだけではなく、ホルモンバランスを調節する働きもあります。
セサミンを取ることでアンチエイジングに重要な抗酸化作用だけではなく、植物性エストロゲンとしての作用も得ることができるのです。
アンチエイジングに効果的なセサミンは、ゴマからも取ることができます。
しかしゴマは脂質の割合が半分以上を占めるため、セサミンを多く摂ろうとするとカロリーが高くなるので注意しましょう。
サプリメントを選ぶ際は、1日の目安量であるセサミン10㎎が含まれているかどうかを中心に選ぶとよいでしょう。
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