原料の産地から選ぶセサミン

セサミンはゴマから抽出される健康成分です。
食の安全性の観点から、野菜や肉など食材の産地を気にされる方は多いですよね。
しかし日々摂取するサプリメントの原料がどこで取れたか、気にされたことはありますか。
自分の健康管理のため、原料の産地を把握することはとても大切です。
セサミンの原料であるゴマの産地などを一緒に見ていきましょう。

セサミンの原料であるゴマの産地

ゴマは日本の食文化に馴染み深い食材です。
このため日本で取れるものだと思われている方も多いですが、実はゴマは外国産のものが中心です。
ゴマは日本では関東より西の地域でごくわずかに生産されており、特に沖縄や鹿児島県などが中心です。
国内のゴマ生産量は年間100tにも及ばない中、消費量は16万tと約1600倍の開きがあります。
これらの生産量と消費量のギャップを埋めるのが、年間約15万tにも及ぶ輸入ゴマの存在です。
ゴマはアジアや南米、アフリカを中心に生産されており、日本の消費の約99.9%は外国産のゴマです。
市販で売られているゴマ製品やセサミンのサプリメントの原料も同じようにほとんどが外国産であり、国内産のゴマはかなり希少と言っていいでしょう。

国産原料と外国産原料のセサミンで1番差が出るポイント

国産原料のセサミンと外国産原料のセサミンを比べた場合、産地によってセサミンの成分が異なることはないので健康成分としての効果に違いはありません。
しかし希少価値の高い国産のゴマを原料として用いた場合、サプリメントの価格が異なってきます。
国産ゴマを使用したセサミン1㎎当たりの値段を計算した場合A社は25.8円でしたが、外国産のゴマを使用した製品の1㎎当たりの平均価格は10円前後が一般的です。
国内産は生産量が少なく、手に入りにくいことから価格が高めになる傾向があります。

国産原料のセサミンを選ぶメリット

価格だけを見ると外国産の原料を使用しているゴマの方がお手頃ですが、国内産を使用してる製品ならではのメリットとして信頼感が挙げられます。
海外のゴマは生産地からヨーロッパの商社に集められ、そこでゴミを除くなどの工程を経て日本に輸入されています。
このためトレーサビリティと呼ばれる生産者から消費者までをたどるシステムが、機能しにくいというデメリットがあります。
日本に輸入されるゴマは残留農薬の有無など厳しいチェックを受けてから国内に流通され、サプリメントのメーカーでも独自の基準で安全性を確かめます。
二重のチェックを受け、セサミンの原料となるので安全性は高いのですが、やはり産地にこだわりたい方は国産の原料を使用した製品を選んだほうが安心感に繋がります。

毎日飲むサプリメントは、自分で納得したものを取ることが大切です。
外国産の原料を使用していても安全性に問題はありませんが、信頼するためにも原産地がきっちりと確認できる製品を選びましょう。
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