白髪の予防にセサミンが効く

薄毛と共に悩みの種となる白髪。
白髪を防止するのにセサミンが効くことをご存知ですか?
白髪になる過程から、セサミンがどのように効くのかを徹底解説します。

白髪になる原因

髪は本来、無色透明で色づけはメラニンが行っています。
ユーメラニンと呼ばれる黒色のものとフェオメラニンと呼ばれる黄色の2種類があり、これらの配合で髪色が決まります。
日本人が黒髪なのは黒色のユーメラニンが多いためです。
これらのメラニンを作るところはメラノサイトと呼ばれます。
メラノサイトではチロシンと呼ばれる食物由来の成分が、チロシナーゼという酸化酵素によって変化することでメラニンが生成されます。
白髪になる根本原因はチロシンの摂取が不足することと、メラノサイトの機能が弱まることです。
つまりチロシンの摂取量を意識的に増やすことや、メラノサイトの機能を改善することで白髪を防止できます。
チロシンの不足やメラノサイトの機能が低下するのには、次の理由が考えられます。

(1)栄養不足
髪を黒くするメラニンを体内で生成するにはビタミンやミネラル、アミノ酸が必要になってきます。
チロシンを含むチーズや大豆だけではなく、チロシンを合成するフェニルアラニンを含む肉類が必要です。
またビタミンB12と葉酸はメラノサイトの活性とメラニンの生成に深く関わるビタミンで、不足するとメラニンの合成に支障をきたします。

(2)ストレス
ストレスを感じることによって発生する活性酸素は、全身の細胞を酸化し老化させますが、メラノサイトの細胞も例外ではありません。
ストレスからノルアドレナリンという不快感を感じるホルモンが分泌されると、血管が収縮することで血行不良になり、メラノサイトまで養分が行き渡らなくなります。

(3)遺伝的要素や病気
白髪は遺伝的な要素が強いものです。
医学的な証明はまだですが、研究では白髪と遺伝に因果関係があると報告されています。
遺伝によってメラニンが頭髪に送りこまれにくいことから、白髪が増えると指摘されています。

白髪が増える原因としては上記以外にも喫煙などの生活習慣や出産、病気があります。

セサミンによる白髪対策

セサミンが白髪対策になる理由としては、抗酸化作用によるメラノサイトの機能低下防止と血流改善が挙げられます。

(1)メラノサイトの老化防止 メラノサイトは別名メラニン細胞と呼ばれますが、この機能は加齢とともに衰えてきます。

加齢による老化の犯人は活性酸素です。
体内ではSODと呼ばれる活性酸素を除去する酵素がありますが、この酵素は40歳を過ぎた辺りから急激に減少します。
40歳を超えた辺りから病気や老化が目立ち始めるのは、このことが理由です。
体内で活性酸素を発生させる最大の臓器は肝臓で、体全体の活性酸素量の7割もの比率を占めます。
5000種類以上ある抗酸化物質の中で、セサミンは肝臓に直接作用する貴重な成分です。
肝臓の活性酸素を減らすことで、全身やメラニン細胞のサビつきを防ぎます。

(2)血流改善
またセサミンには脂質の代謝を促進させることで、血流を改善します。
肝臓が脂質の代謝を担いますが、セサミンは脂質の合成と抑制の両面から働きかけ、コレステロールなどの血清脂質を正常に保つ作用があります。
メラノサイトに必要なチロシンやビタミンなどが行き渡らなければ、メラニンの合成はできなくなります。
セサミンによって血流が改善されれば、毛細血管の隅々にまで養分が行き渡るようになります。

このようにセサミンには抗酸化作用と血流改善によって育毛環境を整えることで、白髪を防止する効果があるのです。

健康食品のため、継続して摂取することが体質改善のキーポイントです。
新陳代謝のサイクルを考えると白髪防止効果を実感したいならば、最低でも数か月以上は続けたいですね。
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