セサミンの効果的な取り方とは

サプリメントの活用がおすすめ

抗酸化パワーなど、体にうれしい作用が豊富にあることで知られているセサミン。
セサミンはゴマに1%程度しか含まれない貴重な栄養素です。
摂取量の目安としては、1日10㎎とされています。
この1日の必要摂取量をゴマから摂るとすると、どのくらい食べなければならないかご存知ですか?

ゴマで目安量のセサミンを摂取するためには、1日に約3000粒も食べなくてならない計算になります。
ゴマを3000粒というと、大さじ1杯ほどです。
一見少ないかと思われますが、毎日続けるには根気がいりますよね。

またゴマには脂質が多く含まれていて、約50%は必須脂肪酸のリノール酸を代表とする脂質でできています。
そのためゴマなどの種実・ナッツ類は他の穀物や肉類、魚介類と比べた場合、同じ重量でもカロリーが高いことが特徴です。
大さじ1杯のゴマを摂ると、約52カロリーです。
体にいいからといって、ゴマを大量に取り続けることはカロリ―オーバーに繋がります。

他にもサプリメントからセサミンを摂取することをおすすめする理由としては、ゴマは消化が難しい点にあります。
ゴマは硬い殻に覆われていて、そのまま食べても栄養素が上手く消化・吸収されずに排出されてしまうのです。

一方、サプリメントならセサミンだけを凝縮しているので、脂質や消化・吸収などを気にせず、摂取することができます。

セサミンを効果的に吸収できる時間

薬と違い、基本的には食品と同じ扱いになるセサミン。
毎日継続していくことで老化防止や血管障害、肝機能の改善などの効果を望むことができます。
そのため、ライフスタイルに適した方法で続けていくのがベストです。
ただし、二日酔いの防止を目的としてセサミンを摂取する場合は、おすすめの時間帯が存在します。
それはアルコールを摂取する30分前です。
セサミンは直接肝臓まで届く抗酸化物質で、肝臓の解毒作用を高める働きがあります。
他の食品に含まれる抗酸化成分には水溶性のものも多く、血液中に溶けることで肝臓まで届かない成分もあります。
その一方でセサミンは肝臓に届くことで、アルコールの分解を促進する作用があります。
ある臨床試験で、1日に100㎎のセサミンを取ったグループと取らないグループを比較する研究がありました。
その結果、セサミンを取ったグループの方が早くお酒の酔いが覚めることがわかりました。
急なお酒の席で事前に飲めなかった場合は、終わった後に飲むことで二日酔いを防止しましょう。

お酒を普段飲まない方は、就寝前や起床直後が効果的です。
理由としては就寝中と朝起きてすぐの胃が空っぽの状態の時に、生物は栄養の吸収率が上がるからです。
また1日の摂取目安量を守ることも、大切です。
何の健康成分であっても、摂りすぎは害になります。
自分の中で飲みやすい時間を見つけ、長く続けることが、健康への近道です。
効率的にセサミンの栄養を摂取することで、快調な毎日を送りましょう。
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