セサミンに期待できる老化防止効果とは

抗酸化作用が強いことで知られるセサミン。
健康や美容のためにも、どのように老化防止に作用するのでしょうか。

老化の原因となる活性酸素

私たちが呼吸によって取り入れている酸素の約2%は、体内で酸素毒と呼ばれる活性酸素になります。
この老化を促進させる活性酸素は、その強い酸化力で体内に侵入した細菌などから体を守ったり、酵素反応をサポートしたりする役割があります。
近年ではストレスや喫煙、排気ガスなどの環境的なものが原因で、活性酸素の増加が指摘されており、このことがもたらす害について問題視されています。
活性酸素が体内で増えすぎると血流を阻害することで、がんや老化を引き起こします。
人間の体には抗酸化酵素と呼ばれ、活性酸素を除去する働きを持つSODという酵素が存在します。
SODは必要に応じて誘導され発生しますが、20代後半から誘導率が低下し、40代から更に減少します。
このSODの減少を補うために、食事などから抗酸化物質を取り入れることが重要です。

セサミンで老化防止できる理由とは

(1)活性酸素の除去
数ある抗酸化成分の中でセサミンが人気の理由は、健康パワーにあります。
ごま由来のセサミンのアンチエイジング効果は、1999年に医学界でも発表されたほどです。
ほかの抗酸化物質と比べた場合、セサミンの最大の特長は胃腸で分解されずに肝臓で効果を発揮するところです。
セサミンは肝臓に養分を運ぶ門脈という血管から直接取り込まれます。
代謝や解毒など200種類以上の機能を担う肝臓では、体内で発生する活性酸素の全体の6~7割が発生すると言われています。
このため肝臓で抗酸化作用を発揮するセサミンを取り入れ、体全体の活性酸素量を減らすことは老化防止に繋がります。

(2)血清脂質の改善
また人は血管と共に老いていきます。
多くの臓器に悪影響を及ぼす動脈硬化ですが、セサミンは脂質の代謝を担う肝臓をサポートすることでこれを予防する働きがあります。
動脈硬化は血管の壁にコレステロールの影響による瘤ができ、血管がしなやかさを失うことで、流れが悪くなる状態を指します。
セサミンは肝臓で余分なコレステロールを片付けるHDLコレステロールの代謝を促す一方、悪玉といわれるLDLコレステロールの合成を抑えることで血管のサビつきを防ぎます。

老化対策は美しさだけでなく、健康を維持するためにも必要なものです。
セサミンはごまから摂取できますが、消化吸収率が低いため、サプリメントの活用がおすすめです。
健康食品なので継続して飲むことで、体調がよくなっていきます。
自分に合った摂取方法で、老化防止対策をしたいですね。
Column関連コラム一覧
トップに戻る