セサミンの摂取量の目安とは

健康やアンチエイジング、コレステロール値をコントロールするためなど、セサミンを取る理由は人それぞれです。
摂取方法も定番のサプリメントを中心としたものや、食事から取り入れる方法などに分かれますよね。
健康効果を実感するためにセサミンの摂取目安量や、摂取上限、取りすぎた場合の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

セサミンの摂取目安量

健康食品は継続することがポイントです。
医薬品と違い食品に分類されるセサミンは、毎日どのくらい摂取しなければならないといった目安量は特に定められていません。
毎日続けていくものなので、少しでも効果を感じたいですよね。

セサミンの効果を感じやすい1日の摂取目安量としては10㎎ほどです。
10㎎というとわずかなようですが、セサミンはゴマに微量に含まれる抗酸化物質です。
セサミン10㎎をごまに換算すると、約3000粒にもなります。
ごまは脂質の割合が高いため、カロリーが気になる方はサプリメントを活用しましょう。

セサミンの摂取上限

セサミンが健康にいいからといって、どのくらいまで取っていいものなのでしょうか。

健康食品であるセサミンの摂取上限は、実は決められていません。
摂取目安量は10㎎とされていますが、研究によっては被験者に1日60㎎を4週間続けた記録や100㎎を摂取してもらい観察したものもあります。

ただしセサミンは1日の摂取目安量より多く取ったとしても、24時間後には体外に排出されることがわかっています。
つまり、より高く早く効果を得たいからと目安量より多く摂ったところで、あまり意味はありません。
セサミンを健康目的で摂取する場合は、適量を継続していくことがポイントなのです。

そして、いくら体にいいからといって、大量に一つの成分を取り続けることは体内のバランスを崩し、健康被害の要因となります。
サプリに一緒に配合されている他の成分が、過剰摂取になる危険性も考えられます。
またセサミンを食品から取った場合、ごまやごま油はカロリーが高いため、カロリーオーバーになりやすいことが挙げられます。

セサミンの副作用

サプリメントによる健康被害の話は後を絶ちません。
被害の多くは、販売方法や製造する過程に問題があることが中心です。

しかし国民生活センターが2017年に「体質によって重篤な肝障害を起こす場合がある」と呼びかけた健康食品も存在します。
一方セサミンは中高年の方を中心に高い人気を誇る健康食品ですが、今のところ副作用の報告はされていません。
セサミンの成分自体が天然由来ではありますが、薬を医師から処方されている場合はサプリメントの摂取は相談しましょう。

セサミンは近年、健康食品としての人気の高まりを背景に大量摂取によってごまアレルギーを引き起こすことが報告されています。
原因ははっきりと解明されていませんが、酸化したごま油を取ったことや海外からの輸入による残留農薬の可能性が指摘されています。
万が一アレルギーになってしまう場合に備えて、摂取目安量の範囲で続けていきたいですね。
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