セサミンの育毛効果とは

セサミンは肝臓を中心として、体内の老化を防ぐ抗酸化物質として知られています。
年齢とともに老化していくのは肌や筋肉だけではありません。
頭皮や頭髪も年齢と共に変化していきます。
セサミンは育毛に効果がありますが、どのように効いていくのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

なぜ薄毛になるのか

一般的に男性は20歳を超えた辺りから、男性型脱毛症と呼ばれる頭髪が薄くなる生理現象が起こります。
これは男性ホルモンの一種であるテストステロンが毛母細胞にある酵素と結びつくことで、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変化します。
このジヒドロテストステロンは男性の抜け毛の原因とされ、毛乳頭細胞と結合し毛の成長を抑制する作用があります。
男性ホルモンのジヒドロテストステロンは体毛を濃くする作用はありますが、頭髪には逆の働きをします。

女性の場合は、頭皮トラブルによる薄毛が多いことが特長です。
頭皮トラブルを引き起こすものとして出産や更年期などのホルモンバランスの変化、ストレス、加齢が挙げられます。
特に大きな影響を与えるのが女性ホルモンのエストロゲンです。
エストロゲンには髪が生える時から抜け落ちるまで、頭髪のサイクルを司る働きがあります。
しかし更年期や過度のダイエットで十分に分泌されないとヘアサイクルが乱れ、ハリ・艶を失い抜けやすくなっていきます。
更年期に差し掛かると薄毛で悩む女性が増えるのは、このためです。

セサミンの育毛への効果

セサミンが育毛対策に良いとされるのは血行促進、抗酸化作用による老化防止、植物性エストロゲンとしての作用が挙げられます。

(1)血行促進
いくら頭髪によい成分をとっても、きちんと行き渡らなければ意味がありません。
しかしセサミンにはコレステロール値を正常化させることで、血流を改善する効果があります。
セサミンが肝臓でコレステロールや中性脂肪などの血清脂質の合成をサポートすることで血行を促進し、頭髪にもきちんと栄養を行き渡るように発毛環境を改善します。

(2)抗酸化作用
人間は日々、紫外線などの外界からの刺激や不規則な食生活、体内の代謝によって大量の活性酸素を生み出しています。
この活性酸素が過剰に発生すると、体内の細胞を酸化させることで老化へと繋がります。
老化するのは、発毛の過程で必要な毛乳頭細胞や毛母細胞も例外ではありません。
セサミンは約7割の活性酸素を発生させる肝臓に抗酸化作用をもたらすことで、発毛に関わる細胞を老化から守ります。
これにより薄毛だけではなく、色素細胞の老化による白髪対策にも効果があります。

(3)ホルモンバランスの安定
セサミンには大豆イソフラボンなどと同様に、植物性エストロゲンとして体内のホルモンバランスを整えてくれる働きがあります。
これは特に更年期などに、毛髪サイクルを司るエストロゲンの分泌が減少することで起こる抜け毛対策に効果的です。

育毛化をより実感しやすくするためには、セサミンと相性の良いビタミンEや亜鉛を一緒に取るのがおすすめです。
育毛剤だけではなく内側からケアすることで、育毛に関する悩みを解決していきましょう。
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