健康と若さを保ちたいならセサミン

いつまでも健康と若々しさを保ちたいと願うのは、古今東西の人間に共通した考えです。
秦の始皇帝を始め、不老不死の薬を探し求めた例は逸話として数多く残っています。
不老不死とは言えないまでも加齢による老化を食い止める強力な成分が、私たちの身近にある食材ゴマに含まれています。
健康と若さを保つのに必須ともいえる、ゴマ由来の抗酸化物質セサミンのパワーを一緒に見ていきましょう。

セサミンの健康と若さを保つ働き

(1)肝臓の活性酸素を抑えることで体のサビつきを防ぐ
金属がサビついた状態や、血のシミが酸素と結びつくことで茶色に変色することが私たちの身近にある酸化現象です。
このように酸化は物の性質を変える強力な化学反応ですが、実は人間の体にも同じことが起こっています。
体内には細菌や毒素を無毒化するため活性酸素が存在しますが、活性酸素は過剰になることで細胞の老化を引き起こすことでも知られています。
このような老化を防ぐため、体内のSOD酵素とともに活性酸素に対抗するのが、セサミンなどの抗酸化物質です。

セサミンが抗酸化物質の中で高い評価を受けているのには、理由があります。
ほかの抗酸化物質は胃腸で分解され血管内で効果を発揮するのが通常ですが、セサミンは胃腸で分解されずに肝臓へ直接届きます。
体内の過半数の活性酸素は、500以上の機能を担う肝臓が発生源です。
ここで発生する活性酸素をセサミンがコントロールすれば、非常に効率的に全体の活性酸素量を削減することができます。
健康と若さを保つためには活性酸素をどこまで抑えられるかにかかっていますが、セサミンはこの役目をしっかり果たしてくれる抗酸化物質です。

(2)若々しい肌を保つ美肌に効果的なセサミン
健康と若々しさには、見た目も重要です。
肌に艶とハリがあれば、それだけで若く見えるからです。
上段で活性酸素が細胞を老化させることを説明しましたが、この酸化は肌へも悪影響を与えます。
ストレスや紫外線などの少しのきっかけで活性酸素は発生し、肌の弾力や潤いを維持するために重要な役割を果たす真皮層の細胞を酸化させます。
真皮層がダメージを受けることにより肌のたるみやシワ、乾燥などの肌の老化現象が現れてきます。
しかし活性酸素の抑制に活躍するセサミンはこれらの症状にも効果的で、美肌へと導く作用があります。
セサミンによって活性酸素の量が減少することで真皮層の細胞がダメージを受ける機会を減らし、 若々しい素肌を保つからです。

(3)血管の老化を防ぐ
血管の年齢と若さは密接な関わりがあることをご存知ですか。
血管には、養分・酸素・老廃物の運搬/体内環境の安定化/止血や免疫反応など体を守る機能 の3つの役割があります。
しかし全身の細胞にとって無くてはならない血管は、老化することで機能が低下します。
思うように働かなくなった血管の機能はその先にある細胞の機能にも影響を与え、共に老化が始まっていきます。
血管から老化が始まると言われるのは、このことが理由です。
逆に言えば血管の加齢を防げば、若々しく健康でいることができます。

セサミンには血液の流れを改善し、血管の老化を防ぐ役割があります。
血管内に余分な脂質が存在すると活性酸素により酸化され、血液がドロドロになっていきます。
この血清脂質と呼ばれるコレステロールや中性脂肪の増加によって、血流に支障が出るのは中高年の方に限った話ではありません。
糖分の取りすぎや運動不足が原因でも血中の脂質は増加するので、若い方でもスイーツや脂っこいものが好きでよく食べるという方は血液はドロドロになりやすいです。

しかしセサミンは、脂質をエネルギーに変える肝臓の代謝機能を改善する作用があります。
肝臓には食事から取り入れた脂質を分解しエネルギーに変えていく、脂肪酸酸化系酵素が存在します。
この酵素をセサミンが活性化させるため、脂質をエネルギーとして消費しやすくなります。
セサミンの作用によって余分な脂質が溜まらなくなれば、血液がドロドロになるのを防ぎ血管の若々しさを保つことに繋がります。
血管年齢の若さが全身の若さを決めていくため、セサミンで血流対策をすることはアンチエイジングに非常に重要です。

(4)生活習慣病を防ぐ
健康を保つには、病気にならないことが前提としてあります。
しかし体に良くない生活習慣を続けていくうちに、引き起こされる病気が生活習慣病です。
現代で高血圧や心臓病、糖尿病などの生活習慣病は健康を阻む最大の要因です。
この生活習慣病の予防にセサミンは効果があります。

セサミンが注目されている理由は、心筋梗塞や動脈硬化といった生活習慣病の原因になるLDL(悪玉)コレステロールを減らしてくれるからです。
LDLコレステロールは細胞膜を形成しますが、過剰になると血管内に入り込み瘤を形成します。
この瘤が動脈硬化へと繋がり、悪化すると心筋梗塞や脳梗塞になります。
LDLコレステロールが悪玉と呼ばれるのは、こうした事情が背景にあるからです。
コレステロール自体は肝臓で生成されますが、セサミンは合成と抑制の両方の側面から減らしていきます。
余分なLDLコレステロールを肝臓へと戻すのはHDL(善玉)コレステロールですが、セサミンはこのHDLコレステロールを合成する酵素を活性化させます。
HDLコレステロールは血管内の余分なコレステロールを肝臓に戻す働きがあるので、セサミンによってHDLコレステロールの量が増えることで、過剰なLDLコレステロールが血管内から排除されます。
またHDLコレステロールを産生する酵素とは別の、脂質の合成を減らす酵素もセサミンは活性化させます。
これによりLDLコレステロールは必要な量しか合成されなくなり、動脈硬化の原因である血管内の瘤を形成しなくなります。
つまりセサミンがLDLコレステロールの値を正常化することで、生活習慣病を予防できるのです。

生活習慣は本人の嗜好や仕事、ライススタイルが関わってくるため、すぐに改善することは難しいですよね。
症状が出た時には進行していることがほとんどなので、健康でいるためにセサミンで早くから対策をしましょう。

上記で説明したようにセサミンを取ることで、健康と若さをキープしやすくなります。
サプリメントだけでなくゴマからも摂取できるので、自分に合った方法で健康習慣を続けることがおすすめです。
Column関連コラム一覧
トップに戻る