ペット用セサミンの毛並を改善する効果

ペットの健康状態を示す毛並みは、加齢とともに毛艶も含めて衰えてきますよね。
動物の毛並が悪くなる理由として栄養不足の他にストレスや病気、老化が主な理由として考えられます。
毛並が悪くなったとしても目立つ病気ではない場合、クリニックなどで改善してもらうことはできません。
このような時に、家庭でできる手軽な毛並改善方法をご存知ですか。
ペット用のサプリメントで人気が高いものとして、セサミンがあります。
実はこのセサミンには、ペットの毛並みを改善する効果があるのです。
セサミンを取ることで、なぜ毛並が良くなっていくのか詳しく見ていきましょう。

セサミンについて

セサミンはゴマから抽出される抗酸化成分の一つで、ゴマリグナンと呼ばれる種類に属します。
ゴマ油が酸化しにくいのは、セサミンを始めとしたゴマリグナンが酸化を防いでいるからです。

抗酸化成分としてセサミンの最大のポイントは、肝臓で働くことです。
老化や病気の原因である活性酸素は、肝臓で最も多く発生します。
この活性酸素の害から体を守ってくれるのが、抗酸化成分です。
抗酸化成分のセサミンを取ることで肝臓で大量に発生する活性酸素が抑えられるため、老化や病気を予防することができます。

しかしゴマ1粒の中にセサミンは0.5%程度しか含まれておらず、とても希少な成分です。
ゴマは脂質が半分以上を占めることから、カロリーが高めの食材です。
このためにペットがゴマからセサミンを摂取するのは、おすすめできません。
私たちより体が小さいペットはゴマを食べることでカロリーを過剰に摂取し、太りやすくなってしまうからです。
いくら体にいい成分を取ったとしても、体重増加で体に負担をかけていては意味がありません。
もし与えたい場合は、ペット用にセサミンのみが抽出されたサプリメントがおすすめです。
これならカロリーを気にせず、ペットにセサミンを摂取させることができます。
またサプリメントならペットの体格に合わせて、適量のセサミンを与えることもできます。
普段、私たちの食卓にゴマ料理が並べば自然に摂取している成分ですので、ペットにも安心して与えられますね。

セサミンによるペットの毛並への効果

ペットの毛並改善には毎日のブラッシングのほかに、適度な運動や適切な栄養を与えることが有効です。
与えることでペットの健康状態を改善するセサミンは、なぜ毛並みにいいのでしょうか。

・抗酸化作用で毛の成長を左右する細胞の老化を防ぐ
犬の病気の約85%は、活性酸素が原因です。
犬に関わらず、活性酸素はペットの健康を害する主な要因と考えていいでしょう。
上記でセサミンの特徴を指摘しましたが、肝臓の活性酸素量を減らすことは全体の活性酸素量にも影響します。
セサミンを取ることで、毛の健康状態を左右する毛母細胞などが活性酸素によって酸化されるのを防ぐことができます。
酸化を防げば細胞の機能が低下することもないので、活性酸素による毛並の悪化は防ぐことができます。
ほかにも皮膚病を抗酸化作用によって予防する効果があるため、セサミンは毛並の改善に効くのです。

・血行を促進することで毛並を改善
人はストレスを受けると血流が悪くなり、細胞に酸素や養分が届かなくなるため、薄毛が進行していくことがあります。
ペットも同じで、血流の滞りは毛並を悪化させる要因になります。
セサミンの効果の一つに血流改善があり、血液の流れをよくすることでペットの毛並みを回復してくれます。
どのように血流を改善していくかというと、肝機能の一つに脂質を代謝する役目があります。
この代謝を通じてコレステロールなどが生成されていきますが、肝臓が弱っていると悪玉コレステロールが多くなり、血液がドロドロになります。
この肝臓の脂質代謝を活性化させる酵素に働きかけるのが、セサミンです。
セサミンはコレステロールの代謝を正常に戻すことで、血流を良くしていきます。
血流が良くなると毛母細胞や周辺にも養分が行き渡るため、ペットの毛並はよくなっていきます。

ペットの毛並が悪くなると、飼い主としては心配になりますよね。
セサミンを与えることで毛並だけではなく、ペットの健康維持にも役立ちます。
人間用のサプリメントは容量や成分がペット用ではないため、安易に与えることは禁物です。
ペットの毛並を回復させたいなら、セサミンはペット用の製品を用いましょう。
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