今話題の黒セサミンとは

セサミンのサプリメントを探す中で「黒セサミン」という言葉を目にしたことはありますか。
最近、人気が高まりつつある黒セサミンは黒という名の通り、色素成分が含まれています。
一般的なセサミンと黒セサミンの違いや効果を見ていきましょう。

黒セサミンとは

黒セサミンは黒ゴマを原料にしたセサミンの名称です。
セサミンがゴマ由来であることはよく知られていますが、ゴマには金ゴマ、白ゴマ、黒ゴマ、茶ゴマの4種類があります。
この中で黒ゴマの色素には、渋みの元となるタンニンが含まれています。
ほかのゴマとの成分の違いは、このタンニンが含まれているか否かにあります。
効果もタンニンから得られるもの以外は、他のゴマとほとんど変わることはありません。
セサミンの一般的な効果としては、以下のものがあります。
・肝機能の改善 ・コレステロール値の正常化 ・ガンや生活習慣病の予防 ・血行促進 ・育毛作用 ・更年期症状の改善 これらにタンニン特有の効果を加えたものが、黒セサミンです。

黒セサミンに含まれるタンニンの効果

タンニンはセサミンと同じ抗酸化成分の仲間で、口に含むことで渋みを味わえるのが特長です。
かつて黒ゴマの色素はブルーベリーにも含まれるアントシアニンが由来と考えられていましたが、 遺伝子の研究によりカテコール系タンニンにより黒くなっていることが判明しました。
黒ゴマ以外にも身近な物では渋柿やお茶、ワイン、コーヒーに含まれています。
タンニンはどのようなものと結合するかによって、味が分かれます。
没食子酸(ぼっしょくしさん)と結合するとお茶特有の渋みを、クロロゲン酸と結合するとコーヒー特有の苦みを出すことに繋がります。
前者の渋みを感じさせるのは、タンニンの収れん作用が原因です。
タンニンはタンパク質と結合する性質があり、このことで食した際に口腔内のタンパク質が変性し、渋みを感じるようになります。
この作用を収れん作用と呼び、タンパク質の変性を伴うことから味覚ではなく触覚に分類されます。
収れん作用とは組織や血管を縮める作用で、開いた毛穴を引き締めたり、汗を抑えたりする効果があります。
タンニンは健康成分として、以下の効果があります。
・抗酸化作用による生活習慣病予防 タンニンはセサミンと同じく、抗酸化作用を持つ成分です。
この作用により体内で発生する老化や病気の原因になる活性酸素から、細胞や脂質の酸化を防ぐ効果があります。
血液中にはコレステロールや中性脂肪などの脂質が存在しますが、活性酸素により酸化されると血液がドロドロになる原因になります。
また活性酸素は血管のしなやかさに関わる内皮細胞を酸化させることで弾力性を奪い、生活習慣病を誘発する動脈硬化などの原因となります。
この活性酸素による酸化をタンニンが防ぐことで、生活習慣病を予防することができます。
黒セサミンにはセサミン以外にもタンニンによる抗酸化作用があるため、より強力に活性酸素を抑えられる相乗効果があります。
・整腸作用 タンニンは口腔内だけではなく、腸などの消化器官の粘膜を収れんさせます。
この収れん作用で刺激を受けることで腸の機能が整うことから、タンニンには整腸効果があります。
また腸の粘膜が痙攣することで起こる下痢や軟便を防ぐ効果もあります。
・美白効果 タンニンには美肌だけではなく、肌を白くさせる効果があります。
これはタンニンが色素沈着やシミの原因であるメラニンを生み出すメラノサイトの働きを抑制してくれることが理由です。

以上は摂取することで得られる効果ですが、タンニンは収れん作用や殺菌作用から毛穴の引き締めや体臭を防ぐためのデオドラント製品にも配合されています。
女性と比べ、腸が敏感な人が多いとされる男性はセサミンで腸内環境を整えることもいいですよね。
黒セサミンならセサミン+タンニンの効果も得られるので、効果が気になる方はぜひ試してみてください。
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