セサミンを効果的に取れるタイミングとは

セサミンには様々な健康効果があり、摂取する目的は人それぞれです。
二日酔い対策に飲む方もいれば、高血圧対策に取っている方もいます。
セサミンはいつ飲むのが1番効くのでしょうか。
セサミンの効果や、サプリメントタイプのセサミンを摂取するタイミングについて解説します。

セサミンとは

セサミンはゴマに含まれているゴマリグナンと呼ばれる抗酸化成分の一種です。
ゴマリグナンは他にもセサミノールやセサモリン、セサモールなどがありますが、この中でセサミンはダントツの含有量を誇っています。
しかしトップとは言ってもゴマの0.5~1%ほどしか含まれておらず、ゴマ自体も消化吸収が悪いため、サプリメントを利用する方が効率的に摂取できる成分です。

ほかの抗酸化成分と比べた場合、セサミンを際立たせるのは肝臓で効果を発揮する点です。
一般的に栄養成分は胃や腸で消化吸収されますが、セサミンは肝臓に直接届くため、肝機能を改善することができます。

セサミンの効果としては

・二日酔いの予防
・更年期障害の改善
・高血圧対策
・生活習慣病予防
・肝機能の改善

があります。
この他にも、抗酸化作用があることから美容にも効果的です。

セサミンを効果的に摂取するタイミング

薬などは一般的に、いつ飲めばいいかが詳しく指定されています。
一方サプリメントは摂取目安量についてはラベルなどに記載されていますが、取るタイミングについては指定されていません。
これは、薬は効果や副作用などが科学的に裏付けられているのに対し、サプリメントは食品と同じ扱いの健康補助食品であるからです。
食べ物の作用や効果は薬ほどはっきりとしていないため、販売会社はサプリメントを摂取するタイミングについても指定できないことになっています。

以上のことから、セサミンも最大限に効果が得られるタイミングは指定されていません。
効果が劇的に現れるものでもなく、長期的に摂取することで体質改善に繋がるものなので、1番大事なことは毎日続けていくことです。
このため自分にとって続けやすく忘れにくいタイミングを見つけることが、一早くセサミンの効果を実感できるポイントです。

しかし、二日酔い対策などでセサミンを利用する方は、出来ればお酒を飲む前に取っておきましょう。
セサミンを使った疲労回復に関する研究では、運動をする2時間前にセサミンを摂取したグループは、摂取しなかったグループに比べて運動後の活性酸素の量が半分以下だったという実験結果があります。
この研究結果を踏まえ、アルコール摂取後の血中濃度のピークが30分~2時間後という事を考えると、最低でもアルコール摂取の30分以上前にはセサミンを摂取しておきたいですね。
もちろん、飲み会が急にあり事前に摂取できなかった場合でも、後からセサミンを飲めばアルコールの分解を促し二日酔い対策になります。

セサミンは飲むタイミングより、継続がポイントです。
効果を実感できるまでに個人差がありますが、最低1ヶ月~3か月ほどかかります。
気長に続けることで、体質改善を目指しましょう。
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