セサミンと疲労の関係

疲労と言っても精神的なものや肉体的なものだけではなく、多様な要素が絡み合ったものまで様々です。
疲労=悪いというイメージがありますが、私たちにとっては必要なものです。
疲労は体や脳の危険信号であり、私たちに休息の必要を知らせてくれる存在だからです。
この疲労をなぜ感じるかについて、数多くの研究が重ねられてきました。
少し前まで疲労を感じるのは、乳酸が蓄積することが原因と考えられていました。
しかし最近の研究では乳酸ではなく、活性酸素が疲労の原因とされています。
セサミンは二日酔いの予防が効果として知られていますが、実は疲労回復にも大きく関係しています。
セサミンと疲労にはどのような関係があるのか、詳しく見ていきましょう。

疲労の原因である活性酸素

活性酸素は、老化や9割の病気を引き起こす原因として知られています。
しかし上述のように疲労を感じさせるのもまた、活性酸素が主な原因です。
私たちの細胞は酸素を消費することで、活動に必要なエネルギーを生み出しています。
この酸素が消費される際に生じるのが活性酸素です。
活性酸素は酸化力が強く、細胞をサビつかせることで機能を低下させるため、体にはこれを抑えるSOD酵素という物質が存在します。
しかしストレスや過剰な運動によって体への負担が増すと、エネルギーが通常よりも多く必要になり、活発にエネルギー産生が行われる過程で活性酸素も大量に発生します。
そうするとSOD酵素が間に合わず、活性酸素が細胞を酸化させ代謝が低下していきます。
代謝が低下すると、エネルギーの産生が追い付かなくなるため疲労を感じるようになるのです。
また加齢と共に疲れやすくなるのは、活性酸素を抑えるSOD酵素の働きが弱くなるためです。

セサミンの疲労を防ぐ効果

セサミンが疲労に効果的なのは、活性酸素を抑える抗酸化作用を持つためです。
人間の体は1日に500?以上の酸素を消費しています。
この中で2%にあたる約10?が活性酸素になると言われています。
体内における活性酸素の最大の発生源は肝臓で、7割強にあたる7~8?を発生させています。
この肝臓に直接届くことで、大量の活性酸素を減らしてくれるのがセサミンです。
セサミンを摂取することで肝臓で発生する活性酸素が減るため、全体の量も低下していきます。
活性酸素が減ることで細胞のエネルギーを生み出す回路がスムーズに働き、疲労しにくくなるのです。

疲労回復にもセサミン

疲労自体を引き起こしているのは活性酸素ですが、疲れている状態というのは疲労物質が上手く排出されずに中枢神経を圧迫している状態です。
この疲労物質を体外に排出するのが解毒を司る肝臓です。
肝臓が弱ったり、疲れたりしていると解毒が進まないことから疲労物質が溜まりやすくなり、疲れが抜けにくくなります。
セサミンが疲労の回復にも効果的なのは、肝機能を改善することで疲労物質の排出をサポートするからです。

疲労と密接な関わりがある肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、弱っていても自覚症状が出るまでに時間がかかります。
もし最近疲れやすい、疲れが抜けにくいと感じたら肝機能が低下しているのかもしれません。
疲労の予防と回復の双方に効果的なセサミンで、肝臓をケアしていくのがおすすめですよ。
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