有機栽培のゴマから取るセサミン

普段、購入する食材は産地や栽培方法にこだわっていますか。
気にされているという方も、毎日摂取するサプリメントはどうでしょうか。
特定の成分だけが抽出されていても、原材料の栽培方法に着目して選ぶことはそれなりのメリットがあります。
有機栽培のゴマから取るセサミンについて、詳しく見ていきましょう。

有機栽培とは

よく女性向けのコスメなどで、オーガニックと書かれているのを見かけますよね。
オーガニックは有機栽培と同じ意味で、原料に有機栽培で育てられた植物を使用しているということです。
食以外にもタオルや化粧品で需要が高まっている有機栽培は、安全性を高めるために用いられている栽培方法です。
有機栽培は農薬や人体に溜まると悪影響が出る重金属を一定以下にするため、一定期間農薬や化学肥料を使わないようにしています。
農産物では有機栽培の認証制度があり、葉をモチーフにしたJASマークが有機認証の印です。
しかし日本は有機栽培を行っている高地面積の割合が全体の0.22%と、先進国の中でも低いことが特徴です。
セサミンの原料となるゴマは国内の自給率が非常に低く、99.9%を国外からの輸入に頼っています。
このためセサミンの原料となるゴマも、有機栽培のものはほとんどが海外で生産されています。
有機栽培だからといって、化学物質がまったく検出されないわけではありません。
それでも一般的な方法で栽培されたものよりも農薬などの使用が減る分、化学的危険性が少なく安全性が高いことは確かです。

有機栽培のゴマを選ぶメリット

セサミンはゴマに含まれている抗酸化成分のため、サプリメントだけではなく食事からも摂取することができます。
有機栽培のゴマを原料にしているサプリメントは少ないため、有機栽培を重視するならゴマから直接セサミンを摂取するほうが手軽でしょう。
有機栽培のゴマからセサミンを取るメリットには、以下の2点があります。

・残留農薬の危険性が低い
有機栽培のゴマを選ぶメリットとしては、残留農薬の少なさが挙げられます。
現在、セサミンのサプリメントの原料も輸入ゴマが中心です。
輸入農産物は日本で残留農薬を厳しくチェックされているだけではなく、残留農薬の基準違反による廃棄ロスを少なくするため輸出先でも自主検査がなされています。
しかし海外では日本では認可されていない農薬などが使用されている所もあり、毎年残留農薬の違反報告があることから100%安全だとは言い切れません。
このために少しでも体内に取り入れる成分の安全性を考えると、有機栽培を選ぶ方が安心と言えるでしょう。

・抗酸化成分の高さ
一般的に有機農法で育てられた農作物は、抗酸化物質が増える傾向にあります。
元々ポリフェノールと呼ばれる植物由来の抗酸化成分は、植物が紫外線や害虫から自らを守るために作り出した成分です。
セサミンもゴマリグナンと言われるポリフェノールの一種です。
農薬などを使用せず、より自然に近い環境で育てることで野菜本来の力が存分に発揮しやすくなります。
また野菜だけではなく米などの穀物でも、抗酸化物質が増える傾向が確認されています。
このため有機栽培のゴマを選ぶことで、食事から取る場合はセサミンなどの抗酸化物質をより多く取り入れることができるのです。

せっかく健康にいいものを取るのであれば、安全性が高いものを選びたいですよね。
セサミンも有機栽培のゴマに切り替えることで、より安心感も高くなるのでおすすめです。
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