愛犬の健康を考えるならセサミン

家庭で癒してくれる存在として、犬は長年ペットとして人気が高い動物です。
近年、犬の健康維持や老化対策としてセサミンが注目されています。
セサミンが効果的なのは、人間だけではありません。
どのような効果があるか、詳しく見ていきましょう。

セサミンの犬に対する効果

人間と違って、犬は種類や飼う環境にもよりますが平均寿命は15年前後と短いですよね。
このため飼い主と犬との絆が強ければ強いほど、ペットロスという言葉に代表される亡くなってしまった時の喪失感は強くなります。
少しでも長く健康に生きて欲しいという飼い主の願いを、叶えてくれる健康成分がセサミンです。
セサミンは摂取することで人間と同様に哺乳類である犬にも、同じ作用をもたらしてくれます。
犬に与えた場合の効果としては、次のものがあります。

・活性酸素の除去による、老化防止
犬も人間と同じく活性酸素により、細胞が老化していきます。
健康な細胞がダメージを受けることで犬は毛の色が薄くなってきたり、皮膚がただれ易くなったりなど皮膚トラブルが現れてきます。
これらを予防するためにも、体内で活性酸素を抑えてくれる抗酸化物質セサミンを取ることは非常に有効です。
また人間では、9割の病気が活性酸素によるものです。
犬にも深刻な被害を与える活性酸素をセサミンが除くことで、病気を防ぐ効果があります。

・肝機能の向上
セサミンは他の抗酸化物質と異なり、肝臓に直接作用することで肝機能を改善します。
肝機能が改善されることで、脂質や糖質の代謝が向上します。
人間ならアルコールの代謝が良くなることで有名ですが、犬の場合にも肝臓に作用することはメリットがあります。
脂質の代謝が向上することで、コレステロールや中性脂肪などの値が正常化していきます。
コレステロールなどが慢性的に高いと血流が悪くなり、動脈硬化などの生活習慣病に繋がるため、 脂質などの代謝を向上させることは肥満からくる不調の解消に効果的です。
このため、セサミンをとることで肝機能が改善されることは犬の健康にもいいのです。

・血行促進による毛艶の向上
犬の健康状態の指針の一つとして、毛艶があります。
若いころは良くても、体調が悪かったり年を重ねたりすると毛艶が悪くなるのは犬も人間も同じです。
セサミンには血管を拡張することで、血流を改善する効果があります。
また上記のように脂質の代謝を向上させることで血液中の余分な脂質を除き、血液をサラサラにします。
これらの作用から血行が促進され毛を成長させる毛乳頭にまで養分が行き渡ることで、毛艶が回復していきます。

犬にセサミンを与える時の注意点

犬にセサミンの成分を取らせる時には、注意点があります。
健康食品だからといって安易に与えてしまうと、愛犬の健康を損ねる結果になるので気をつけましょう。

・ゴマから摂る場合の注意点1
ゴマからセサミンを取る場合は細かくすりつぶすことが注意点として挙げられます。
硬い殻で包まれているゴマは栄養の消化・吸収が悪いのが難点です。
雑食動物であることから食べ物をすり潰すための臼歯を持っている人間でさえ、小さなゴマをかみ砕くのは簡単なことではありません。
また人間は食物を砕くために、左右に動く顎(あご)も持っています。
一方肉食動物である犬の歯は人間と違い臼歯を持たず、ハサミのように肉を切り裂く歯しか持ちません。
また人間の上下左右に動かせる顎と異なり、犬の顎は肉をかみ切るために必要な上下の動きしかできません。
これらのことから、犬はゴマを口の中で細かく咀嚼することはできません。
ゴマを与える時はすり潰すなどして細かくし、消化しやすいようにする工夫が人間以上に必要です。

・ゴマから取る場合の注意点2
ゴマは成分の約50%が脂肪分から出来ています。
このためカロリーが高く、大さじ1杯の煎りゴマでも約41kcalあります。
もし愛犬が肥満状態にある、もしくはダイエット中ならば与えるゴマの量に気をつけましょう。
セサミンにはコレステロールなどの脂質を改善する効果がありますが、ゴマの脂肪分を摂取することでカロリーオーバーになりやすくなります。
カロリーオーバーをしてしまうと肥満に繋がるので、摂取させる際には量を加減して与えましょう。

・サプリメントから取る場合の注意点
ゴマを犬が嫌った場合やカロリーコントロールから、セサミンをサプリメントで摂取するケースもあります。
この際に注意したいのが安いからと言って人間用のものを与えると危険だということです。
人間用のセサミンのサプリメントには、成人にあった摂取量や相乗効果が高い他の成分が配合されています。
これらの中には体の大きさが人とは違う犬が取ることで過剰摂取になることや、犬には不必要な成分が入っていることも考えられます。
犬の健康増進を考えると、専用に開発されたサプリメントを与えましょう。

6歳を超えると、犬はシニアと呼ばれる年齢枠に突入します。
これだけ犬は老化が訪れるのも早いのです。
まだ元気だからといって安心せずに、早めのケアで愛犬の健康をサポートしていきたいですね。
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