セサミンの血行促進効果について

セサミンには肝機能を改善させるだけでなく、血行を促進させる効果もあります。
冷え性や肩こりで悩まれている方は多いですよね。
これらの症状は血行を改善することで緩和されていきます。
セサミンの血行促進作用について、詳しく説明します。

セサミンは血清脂質を改善して、血行を促進する

命に関わる重大な病気に心筋梗塞や脳梗塞が挙げられます。
これらの病気を引き起こす原因の一つが、血液のドロドロ状態です。
この血液がドロドロ、つまり流れが滞る状態になる理由の一つに、コレステロールなどの血清脂質のバランスが崩れていることが挙げられます。

コレステロールは本来、悪玉も善玉もなく、双方とも細胞膜の形成などで生命維持に必要なものです。
悪玉と呼ばれるLDLコレステロールは、肝臓で合成されたコレステロールを体の隅々に届けます。
善玉のHDLコレステロールは血管内の余分なコレステロールを肝臓へと戻す役割があります。
これらのコレステロールは肝臓で合成されますが、肝機能が低下していると代謝が上手く行われずに、HDLコレステロールがうまく生産されません。
HDLコレステロールが不足し、体内に余分なLDLコレステロールが多い状態が続くと、血管内の傷から中へLDLコレステロールが入っていきます。
LDLコレステロールはマクロファージなどによって異物とみなされ、血管の壁に取り込まれます。
この一連の流れが続くと、取り込まれたLDLコレステロールが血管内の瘤となり動脈硬化を引き起こします。

しかし、ゴマの健康成分であるセサミンにはこのバランスを改善することで、血液をサラサラに保つ働きがあります。

セサミンの血清脂質改善効果

(1)肝臓の脂質代謝を活性化する
食事から取り入れた脂肪分は腸で脂肪酸とグリセロールに分解された後に、肝臓へと運ばれます。
門脈から肝臓へ運ばれた脂肪酸などは、肝臓の代謝機能でコレステロールや中性脂肪に合成されます。
この際にセサミンは肝臓に入ることで、脂肪酸を代謝させる転写因子を活性化します。
つまり肝臓での代謝スピードをセサミンが活性化することで脂質の分解をスムーズにし、より消費しやすい形に変えてくれます。
この働きによって、血液中の中性脂肪・コレステロールが正常に保たれ、ドロドロ血液を改善することができるのです。

(2)脂肪酸を減らす働きがある
セサミンはすでにある脂肪酸をエネルギーに変換し貯めないようにする一方、前もって脂肪酸を合成しにくい状態にし、血液中の脂質を上げないようにする働きがあります。

脂肪酸は肝臓でグルコースと呼ばれるブドウ糖から生成されます。
この際にピルビン酸キナーゼと呼ばれる酵素が働くことで、脂肪酸に変わります。
しかしセサミンはこの酵素の働きを抑制します。
これはつまり、セサミンにより脂肪酸の合成を低下させるということです。

(3)抗酸化作用で過酸化脂質の生成を抑制する
またコレステロールが酸化すると過酸化脂質と呼ばれるものになり、血管内にダメージを与えます。
しかしセサミンを取ることで抗酸化作用が働き、過酸化脂質による血管の損傷を防いでくれます。

このように、コレステロール値を正常化させることと、抗酸化作用の両面からセサミンは血液をサラサラにし、血行促進効果を発揮します。

脂っこいものをやめるなど食生活や生活習慣の改善を通して、血行を改善するのが1番です。
ただし仕事などで忙しい人は、なかなか自分の体のメンテナンスにまで手が回りませんよね。
セサミンならサプリメントも販売されているので、冷えなどでお悩みの方は一度試してみることをおすすめします。
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